マングローブ部会の概要
■奥川とマングローブ
奥川では、地域の方々への聴き取り調査によると、河川改修や道路整備以前の1970 年頃までは、河口右岸を中心にメヒルギからなるマングローブ林が生育していたそうです。
正確な規模や他の構成樹種については不明ですが、それほど大きなものでは無かったようです。
ただ、ガザミを捕ったりしたという話が様々な年代の人たちから聞かれたことから、文化的な繋がりも少なからずあったようです。
マングローブ林は、奥川の自然の豊かさの一端を担うとともに、奥の人々と自然との関わりの中で守られていた奥川の重要な環境要素の一つでした。
■部会の進め方
マングローブ部会では、奥小学校とも連携しながら、下記のことを行うことを考えています。
1)奥川のマングローブ林に関する情報の収集を行う
奥川に存在していたマングローブ林については、今のところ具体的な面積や、構成していた樹種が分かっていません。当時の面積や構成樹種について聴き取り調査を行い明らかにするとともに、再生に必要な条件の整理を行います。
2)マングローブの再生方法を検討し、再生のための活動を行う
マングローブ林の再生方法を検討し、マングローブ林再生へ向けた活動を行います。
3)治水上の問題点について検討を行う
マングローブの再生に際しては、現在の流れを阻害することなく、治水安全性を確保する必要があります。
計画された再生方法について、治水安全性の側面から検討を行います。
また、治水安全性を確保するための維持管理基準についても検討を行います。
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